これで合格!! 似顔絵検定3級編

似顔絵検定ってなに?

こんにちわ、AKデザインの円盤です。今日は現在試験勉強中でございます似顔絵検定についてお話ししたいと思います。

まず似顔絵検定についてご説明致します。これは日本似顔絵検定協会っていうところが主催でやってる年3回?開催される、いわゆる検定の部類に入る資格試験です。公式サイトのリンクはこちら↓

http://www.nigaoe-kentei.com/

まぁ英検とかでもそうですが、6級くらいから始まって、その数字がどんどん小さくなっていくにつれて、難易度が恐ろしく上がっていき(同時に受験料も恐ろしく上がっていきw)合格しにくくなるっていうやつです。もちろん上級の試験に合格すれば、それだけ実力があるという証明になるわけです。

持ってたらいいことあるの?

まぁわたくしは2011年頃から資格マニアとして活動を開始し、これ書いてる2019年5月現在で資格保有数が40になりました。そしてその40の資格全てが実務に役立っているかっていうと微妙です。資格マニアの道とはそういうものだと思って活動開始するのが一歩目だと思いますので。

で、この似顔絵検定の資格を持っていると「お、この人はそれなりのレベルで絵が描けるんだな」っていう風になります。

しかし実際に似顔絵を描いて商材として販売している人の全てが、この資格を保有しているかというとそうではありません。別にこの資格が無くても絵が上手い人は死ぬほど上手いし、みんな買ってくれるので関係ありませんw

しかしこの似顔絵検定には1つだけいいことがあります。

準1級または1級を取得すると、公認似顔絵師を名乗れます。

いいじゃないですか、団体のお墨付き称号。めっちゃかっこいいやないですか。やる気出ませんか?w わたくしはやる気出ましたw

じゃあどうやって取ればいいの?

まずは試験の申し込みを検定のサイトからやります。

http://www.nigaoe-kentei.com/

検定サイトのトップページの右上に、個人で申し込む と グループで申し込む というのがあります。そこを押していくとクレジットカードで支払うのかコンビニで支払うのか、という風に選択肢が出てきますので、好きな方を選んでください。

■ 注意点1 ■

クレジットカードで支払うと、わたくしだけでしょうか、すごく文字化けしたメールが届きました。なんだこれは?ちゃんと申し込み出来てるんだろうかって不安になるだろうけど、事務局問い合わせたら「受付出来てます」と言われるので大丈夫っぽいですよ。

■ 注意点2 ■

じゃあクレジットカード心配だからコンビニ払いにしようと思ってローソン行ったらロッピーの資格支払いの個人情報入力がロッピーの操作パネルでめっちゃ大変だったりします。

支払う人の名義情報を事前に入力できるらしいので、それをやってからにした方が本当にいいです。(わたくしは嫁さんの分も登録したので、住所氏名を2回入力するはめになりました…w)

料金はいくら?

料金は下記のURLをご参考にしてください。わたくしが受けた時は3級は3000円でした。

http://www.nigaoe-kentei.com/nigaoe-naiyou.html

勉強方法はどうしたらいいの?

まぁこの検定を受けようって思った人は、きっと絵がそれなりに描ける、絵心をお持ちの方だと思われます。

なので一番わかりやすい勉強方法は下記になります。(ていうかこれしかないw)

  • 画材を揃える
  • 過去問題を取り寄せる
  • この検定を受けた人の作品のレベルを見る
  • これならいけるぜ!って思ったら、Googleの画像検索でまずは描いてみる
  • まずは形を取る練習をする。10分で特徴だけ捉えたものを描く
  • 10分で特徴だけのをどんどん描く
  • 30分にして1人をカラーで色塗って仕上げるまで描く
  • これを毎日1人でいいので色塗って仕上げるまで描く
  • 試験申し込みは1ヵ月前までなので、1ヵ月30日で30人描く
  • 試験本番は3題なので1時間半で3人描く
  • 3級合格おめでとう!やったー!

わたくしはこれでいけました。

まぁ元々イラストを描いてた人間なので、絵心をお持ちの方に入ってしまうので参考にならないかもですが。でもそんなに難しい試験ではないと思います。タイムアタック式なので時間との戦いです。

画材はなにがいいの?

わたくしはコピックを選択しました。

  • マルチライナー0.5
  • マルチライナーCS(アウトラインとか影入るところ用)
  • ぺんてる修正液(細いやつ)
  • 鉛筆(輪郭取るアタリ用)
  • 消しゴム
  • コピック各色(肌色ベース、肌色影、頬っぺたピンク、髪の毛黒、髪の毛茶髪、RGB三原色背景とか用、薄い黒C3~C6くらい)

※画材はパソコンやスマホの電子機器の持ち込みはダメみたいです。トレース台ももちろんNGだと思います。油絵はOKみたいです(乾かないと思うがw)

あと画板じゃないけど紙の下に引くバインダー。コピックは漫画原稿用紙を貫通して机を汚すので。

実際の試験会場にて使用する用紙は「漫画原稿用紙」のB5くらいだったと思います。(確かデリーター)

なので自宅で練習する時は、それに近い用紙で使用する画材に合わせておかないと、いざ本番の時にペン入れしたマルチライナーが乾かない!こすったらインク伸びた!っていうことがあります(ありましたw)のでご注意下さい。

わたくしは自宅で練習は余ってたアニメーション用紙を使ってましたので、漫画原稿用紙と違って乾きが早くてペン入れ線を修正液で消すという手間が発生しましたよ…。タイムアタック式の試験で修正作業は時間巻き戻りなので死活問題です。

他の受験者さんの画材を見ていましたが、大阪の試験会場で10人くらい受験者がいて、大体コピックでした。他には水彩絵の具が2名くらいだったでしょうか。筆洗うバケツをカチャカチャしておられましたよ。

で、どんなん描いたの?

まずは試験問題はこちら。これは取り寄せしたら送られてくる過去問題のうちの1つのお年寄りの問題です。

そしてわたくしが描いたのがこちら。

はい、体まで描く必要はありませんw 試験問題にもバストアップでいいよって書いてあるので描く必要はありません。

こちら色塗りも合わせて30分で仕上げました。

でも練習していったら、きっと時間が余ってくると思います。なので 余裕があればバストアップ以上の練習もしておくといいかも。(だって3級で終わると公認似顔絵師を名乗れないじゃないですか。1級取るまでやるんですよw)

ちなみに実際に試験受けた当日、3人目の時間が余ったので、全身描いて提出してみました。バストアップではなく。それでも合格しましたので、描き過ぎるというのは減点対象ではないようです。採点官の気分次第かもですが。

3級の問題は、下記のような内容でした。実際の試験もそうでした。

  • 第1問:若い男の子をバストアップで描け
  • 第2問:若い?女の子をバストアップで描け(簡単な背景模様付)
  • 第3問:年寄りの男性をバストアップで描け (簡単な背景模様付)

なので試験前日までに出来るようになっておくことは…

  • 30分で1人をカラーで描けるようになっておく
  • 男女の描き分けが出来るようになっておく
  • 年寄りのおじいちゃんかおばあちゃんを練習しておく
  • 3人を1時間半で一気に仕上げられるようになっておく

こんな感じでしょうか。

模範解答を見てビビったんだが…

そうなんです、似顔絵検定の公式サイトに載ってる模範解答が上手すぎるんですよねw

そしてこの試験、終わった後にその模範解答をプレゼントしてくれるんですよw

ここまで描けたらお前合格って言われてもねぇw

しかしこの模範解答から学ぶことはたくさんあります。塗りムラとか線の入り抜きとかは、採点の基準には入ってないんです。

要するに、似ているかどうか。

これなんですよ、これ。

顔の輪郭、目・鼻・眉毛・耳・髪型、これらの特徴を捉えて、30分以内に1人カラーで仕上げるを3人やればいいんです。3級はそれで合格なんです。

合格証明書はどんなん?

このようなカードが届きました。

試験日の約1か月後に合否発表、さらにそこから1か月後にカードが届きます。

紙のみの賞状で渡される他の資格より、カードで渡されるのは何だか豪華な感じがします。ドヤァって感じになります。

参考書はなにがいいの…?

まずは自力で何でもいいからスマホで画像検索で可愛い女子高生でも描いてみてください。きっと似ないと思います。わたくしもそうでした…。

次に芸能人の方を誰でもいいので描いてみてください。そしたらこれまた似ないと思います…。わたくしもそうでした…w

ここで諦めてしまうのかどうかが、絵が上手くなる人とならない人の分かれ道だと思います。

段々と描いていくうちに上手くなっていきます。

下手になることはありません。絶対に上手くなっていきます。不思議です。

ある程度描いたところで、お待たせしました、下記の本をお読み下さい。(いきなりこの本を読んでも意味がわからないと思います)

こちらテレビチャンピオンっていう番組で有名な方だったらしく、最初にポジション式(いわゆる福笑い)を確立した人らしいです。

目・鼻・口などのパーツの位置のことや、パーツ自体の特徴のことも書いてあるので入門書には最適だと思います。

次点でこちらの本をおすすめします。

こちらの本は大阪で似顔絵教室をやっておられる方のノウハウ本みたいな感じです。読んでみましたが、なかなか勉強になります。主にポジション式についての内容です。ポジション式をもっと深く考察した感じです。

筆者の方のインスタグラムもありますのでご紹介しておきます。

https://www.instagram.com/shabonhead/

カリカチュアは試験の時はどうなん?

試験問題の注意事項に「適度なデフォルメ」とあるので、模範解答のような写真のようなリアルな描き方もありですが、コミック画風のデフォルメでも大丈夫みたいです。なのである程度のカリカチュアスタイルも認められるんだろうとは思いますが、なにせカリカチュア風で描いて受かったという報告をまだ見たことがありません。

しかしカリカチュア風でもとても似ていると感じる達人もおられるので、ありなんではないでしょうか。何せ試験官・採点官がどのような判断で採点してるかはよくわからないものなので。

(じゃあ似てればなんでもいいんじゃね?wって話にもなりますがw)

まとめ

というわけで似顔絵検定3級についての説明でした。

まぁこの資格、あってもなくてもプロで活躍しておられる方は山ほどいるので、自分の実力を試したいって方には受けてみるのもありではないでしょうか。日曜日開催なので、時間の都合はつけやすい方だと思います。

これ書いてる2019年5月現在、わたくしは次回は似顔絵検定2級を受けます。6月に。

そちらの合否結果もまたこのブログでまとめてご報告できればと思います。