ダサいパワーポイントを作ろう!!

こんにちは、AKデザインの円盤です。

先日資格の説明会に参加して、すごく上手なパワーポイントを使ったわかりやすいプレゼンテーションを聞きました。

すごく上手だなーと思う反面、すごくダサく作るにはどうしたらいいんだろうか?などと考えていたら、

ダサく作る

そのダサくなる部分を改善する

良いパワーポイントになる!

という図式に気が付きました。

なので今回は、どうしたらカッコ悪くなるのか、どうしたらマシになっていくのかを考えてみました。

ダサく作るその①:箇条書き

というわけで、まず一点目は「箇条書き」。

とにかく言いたいことを全部詰め込むスタイルで作ってみましたのが下記の画像。

一体だれが、この石碑に書かれた文字みたいな内容を、動的に動かしながら壇上で説明するスライドショーの中で読むのだろうかって感じです。

しかも文章が1を参照して2に繋げるという、1を読んでないと2の意味がわからない文章の構成も難解さを加速させる要素になってるんだと思う。

つまりこれを改善していくには下記の対策をすれば、かっこよいパワーポイントになるはずだ!

  • 言いたいことをほぼ一言にまとめる
  • 多くて三行までにまとめる
  • 何か伝えたい、しゃべりたい内容は自分の口で言う

どうですか、この説明内容も三行でまとめましたよ!

ダサく作るその②:全部1シートに詰め込む

「図を入れて色分けして、一目で見てわかるように、見やすくしたらええんやろ、知ってるって!」

というわけで作ってみましたのが下記。

まぁ箇条書きと同じような問題点なんですが、どうして1スライドに全てを詰め込もうとするのだろうか。

まぁパワーポイントやエクセルに入っている図を入れると、どうしてもオレンジやら青色やら3Dになったりするのもかっこわるくなってしまう要素なんですよねぇ。

実際、過去に勤務していた会社での全体会議の時に、パワーポイントで売上説明してはったのですが、それは見事なドラム缶みたいなグラフでしたよ。

でもあのグラフって、作った本人はよくわかっているんですよねぇ。

それをわかりやすく伝えるグラフにするのにはどうしたらいいか工夫したらいいんだと思う!

つまり、図やグラフを改善していくには…

  • グラフは1スライドに1つだけ!
  • グラフで数字を説明するんだから、グラフは大きく見やすく配置!
  • 問題の数値、解決策実施後の数値を2スライドに分けて説明!

つまり凝ったグラフはパッと見で伝わらないんでしょうな。

「売上増えた!」「これ対策したから!」「やったね!」ぐらいの3段階までで説明を抑えないとですね。

ダサく作るその③:日本語でおk

はい、これ。本当によく見かけます。

ええ、日本語しゃべってない人がいるんですよ、プレゼンする人で時々。

そんな馬鹿なって思うけど、もう大阪ではやらなくなった楽天の集まりの中での講演会や、IT系の企業の説明会などに行くと、よく出くわします。

どんなんかっていうと下記画像。

本当にこういうのに出会ったことがあります。

日本語じゃないんです。英語なんです。

しかもこれにその会社の人たちが自分らで作った造語が加わるんです。

ファルシがルシでバージなんです。

意識高い系の会社の社長さんがプレゼンするとこんな感じになります。

まぁ意識高い系の社長のプレゼンは、部下がプレゼン資料を意識高い感じで作ると思うので、白の余白をふんだんに使ったオシャレなものになっていると思うので

大丈夫なんだろうとおもっちゃいますが、ところがどっこい、本当に何いってるかわからないんです、結局。だって造語なんだからw

しかもその作った造語を読むの長いから略して「我々はこれをGLMTと呼んでいます」とか読んでしまうともう意味不明。

意味不明>わからない>面白くない>眠たい・帰りたい・スマホ触るかな

というチェーンコンボに繋がっていきます。

というわけで、この意識高い系のパワーポイントを誰でもわかるように、聞いてて楽しくするには…

  • とりあえずカタカナやめる(知識を使いたい気持ちを抑える)
  • 小学生にもわかるような言葉にする
  • 自分がわかってるからと言ってその説明を省略しない

そもそも30分か1時間かそこらで会社の事業の説明をするのが難しいわけで。

逆に限られた時間で分かりやすく伝えるかが重要なんでしょう。

この時間内で伝わらない=お客さんは反応すら見せてくれない、になっちゃうわけですね。

どうせ作るなら、わかりやすい伝わる資料にしないとですよ。

良いパワーポイントを作るには…

おそらく近道があるとすれば下記の流れ。

  • 何でもいいから講演会を聞きに行く。大学の講義とかでもいいかも。
  • 聞いてて中身が頭に入ってきたらそれは良いプレゼンと資料のはず!
  • その良い資料とその人のしゃべり方を真似する
  • 真似した内容を実施してみて、感想を身内以外の人間に聞く(講演後のアンケートが有効)
  • ダメなパワーポイントでググるか、Amazonとかでテキストを買う。それらをパクりまくる。

こんなところでしょうか。

とりあえず下記の本にはそんな感じのことが書いてありました。

かくいう私も社内の会議や、お客さんのところでWebサイトの仕様の説明をする時があったりします。

その時に持っていく資料はできるだけわかりやすく簡潔にするようにしています。

しかしあまりに簡潔にしすぎると、幼稚な感じに、紙芝居的になってしまうので、適度にビジネスっぽく、しかし小学生でも見てわかるし、1時間の説明で最後まで眠たくならないようにしないといけません。

次回は今回とは真逆で、あまりにオシャレで意識が高すぎて、逆に失敗するパワーポイント資料を作りたいと思います。はい。