こんにちは、こんばんは、AKデザインの円盤です。
本日は過去に投稿させて頂きました京都芸術大学(旧:京都造形芸術大学)の通信教育を、卒業するまで単位取ってみましたというお話です。
過去の記事はこちらです。
まぁタイトルで出オチしていますが結論から言いますと
無事に卒業できました!!
いやー、本人は最後まで単位取れないし卒業出来ないだろうと思ってましたが、何とかなりました。
留年するか休学して終わるかだと思ってました。
しかも最後の冬期は悪あがきまでして、自分に追い込みをかけて単位数をラッキーセブンにまで高めるぜ!とかやって地獄を見たりしましたが、その辺の話もしていきます。
卒業式にも参加してきましたよ!
それではいってみましょう!
京都芸術大学の通信教育とは?
詳細はこちらのサイトをご覧ください。
ネットのみの通信教育で四大の卒業資格がゲットできるよ!というものですね。
自分の場合は、資格マニアとしての延長線上にあった1資格に過ぎないですが、今まで取得してきた資格の中では別格の所要時間と費用になったのは言うまでもありません笑
興味のある方は是非公式サイトをご覧ください!
ちなみに卒業までにかかった費用は、学費約40万円+参考書テキスト代(なんやかんやで10万くらい使う…)という結果でした。
これ先に書いちゃうと受講したくなくなるかもですが、毎月2万円と見ておけば安く感じるでしょうか?
この文章を書いている人のスペック
はい、こちらも簡単に説明しておきましょう。
- インターネット歴24年(windows98から毎日パソコン触っています)
- それなりのゲーマー(斑鳩最高スコア2000万点ちょっと)
- ウェブデザイナーでありEC通販サイト運営責任者
- ブラインドタッチ10分で800文字(ケアル唱えながら指示出せる速度)
- 他の京都市内の四大卒(レポート論述の経験あり)
- 資格マニアで「50の資格を持つ男」を目指している。現時点で43くらい。
という人がこの文章を書いています。
特に今回の場合ではブラインドタッチが重要でした。
そしてレポート論述の経験があるという点でしょうか。
短い時間で端的にまとめて説明してオチがつく文章を作成する能力が必要です。必要だったんです、単位習得試験で。
この辺を踏まえて書いていきます。
どういう順番で単位を取っていった?
はい、こちらを説明していきます。
この通信教育カリキュラム自体がどういうものかは、過去のこちらの記事か、公式サイトをご覧ください!
今回は初見さんお断りのより具体的な話をしていきます!
では単位習得の経緯を時系列で説明していきます。
ちなみに大学の公式コミュニティに相談や5ちゃんねる掲示板は一切見ないで、ほぼ独学で行いました。
それでも卒業できたので何とかなるものです。
■ 1年目:春期
適当に興味ある動画を見ながら終了。試験を1つも受けずに終わる笑
とりあえず自分が興味あった芸術史講義ヨーロッパを見まくる。
同じヨーロッパでも後期にならないと見れない動画があると知る。
あと芸術史講義アジアの中国を見る。始皇帝陵に感動する。キングダム単行本を集め始める笑
■ 1年目:夏期
春期に見れなかった動画を夏期で見る。面白そうなものを一通り見る。
さすがに試験を全く受けないのもあれなので3つほど受けてみる。
芸術教養入門ですんごい上から目線の評価が飛んできてビビる。天竜人のような笑
まぁ気にしないでおこうと思う。
■ 1年目:秋期
さすがに半年経過して単位が5しかないのはどうなのかと思って真剣に勉強を始める。
前期閲覧可能な動画をほぼ全て見る。
早朝に勉強するスタイルなので、朝4時~6時で毎日動画を見ていました。
5つほど試験を受けて総単位数が18くらいになる。
卒業に必要な単位って60単位+卒論2だったよね。全然やばいよねって気が付く。
年末12月の休みにテレビもネットも見ないで動画を見る。
■ 1年目:冬期
この冬期で後期しか取れない単位を取っておかないと、2年目の夏が死んでしまうのではないかと焦ってめっちゃ試験を受けまくる。
多分ここが一番頑張ったと思う。
一気に単位数を増やして40単位くらいまで持っていく。
内容を完璧に理解する勉強と、試験に受かるための勉強は異なることを、資格マニアの経験から自覚していたので
試験に受かる勉強方法に切り替えて一気に単位習得を狙う。
さすがにネットで落ちてる文章をコピペは審査員は見破っているらしいので、自分の文章に変換してボリュームアップかスリムダウンして表現する。
「これはさすがにダメやろなーw」と思ってた事実無根の想像列挙の箇条書きのレポート課題も60点ピッタリで受かっていてビビる。
なんだ、こんなんでもいいのかと気が付く。
(いや、さすがに勉強としてはダメだろうとは思うがw)
■ 2年目:春期
1年目の冬と同じで、この春期で前期系の単位はほぼ全て取得しておかないと秋期が死んでしまうと焦ってめっちゃ頑張る。
一気に単位増やして54単位くらいまで進める。
玉石混交とはよく言ったもので、アネモの壁と言われるものを回避するなら、芸術理論1と2、知的財産権研究、総合教育科目を取るしかなくなる。
残されたものは内容見た感じすごく面倒な感じ。
特に芸術理論1と2はやばい。
通年なんだけど参考書の太さがやばい笑
動画教材は全て終わったので、ここからは読書するしかない戦いが始まる。
本を読むのが苦手だったりする。漫画は大好きなんだけど!
■ 2年目:夏期
芸術理論1と2の参考書を読む→いつのまにか寝るの毎日を繰り返す。
知的財産権研究は昔々のAdobeの海賊版ソフトやWinnyの話を思い出したので、当時をすごくリアルに書くと高得点をもらってしまう笑
あの頃のネットは本当に無法地帯だったなーと感慨深くなる。
それでも何とか単位数を増やして58単位まで伸ばす。
■ 2年目:秋期
あれ?たしか卒論を受けるには単位数が60単位になっていないと無理よね?というのを思い出す。
アネモの壁を回避して卒業に必要な単位数を満たすには、やはり芸術理論1と2は避けられないので頑張る。
地域芸術実践1と2か、学芸専門講義と演習を受ければ良かったがコロナで無理ゲー。
この秋期で卒論受けるのに必要な単位数を満たす結果となる。
■ 2年目:冬期
年末に卒業必要単位数を満たしたことが事務局さんに聞いて確認取れたので、卒論どうするかと年末年始から色々考える。
3200文字で書く卒論というのはボリューム的にどうなのかと考える。
多分すごく短くまとめないと入らない。
しかし自分が言いたいことは3200文字では絶対初見の人には理解できない、横文字だらけの意識高い系の古文書になるのは間違いないなとわかっていたので、添付ファイルPDFに文章ではなく図解で全てを叩き込むことにする笑
卒論にかけた時間は、構想2週間くらいモジモジしながら、資料集め2日くらい、3200文字文章作成1日、資料作成2週間という、明らかに資料作成に時間をかけた内容になる笑
しかしその資料内容はあらゆるノウハウが詰まった自分の考えを整理して見返すものになって、自身の理解度を振り返る良い経験となる。
卒論が完成して締め切りまで2日ほど余ったので、アネモの壁に挑戦することにする笑
芸術教養研究1~4の内容を見た感じ、これはつまり卒論を作るための準備課題とわかる。
そして芸術教養演習1と2も卒論の予行演習のようなものであると判明。
後者の芸術教養演習はそもそもディスカッションがコロナ的に受けることが不可能なので諦める。
2日でアネモの壁を挑めるのか1つだけやってみたが、案外何とかなる。
1日で出来る。
これ何が厄介って過去のアネモメトリの記事をある程度読まないといけない点だと思われる。
そこからの共通点を見つけ出して自分の見つけた課題と絡めて説明せよってことなので、どのように理解しているかも評価として見られることなんだと思われる。
確かにこれを4課題全てこなしていれば、良い卒論になるだろうなと実感する。
が、そんな時間は結局なかったわけで笑
特にやばいのはデータ収集系でしょうか。
これはさすがに1日で作るのは不可能でしょう。
芸術教養研究3と4が調査とデータ収集系なので時間的な難易度が高そうです。
さらに1日余ったので総合科目をいくつか手を出す。
英語とかすでにわかりきったものに手を出して単位を稼ぐ方法もあったがテキストが今からだと間に合わない(ダウンロード版はFlashプラグイン失効の関係で閲覧不可になる?)ので諦める。
デザイン関係のものを一通り潰しておく。
色彩と形はマジおすすめです。
デザインやってる人、特に絵を描く人ならこれだけは必ず受けておきましょう。
空間を逆型抜きするイメージは立体の想像力が鍛えられると思います。
卒論はテーマは何書いたの?
はい、こちら説明すると自分が何者かバレてしまうので書きません笑
自分の得意分野とだけ書いておきます。
もちろん芸術関係のデザイン領域のお話です。
卒論のお題は、というかシラバス内部は、60単位取得しないと内容を確認することも出来ないみたいですね。
それをここに貼ってしまうと、まだこれから受講したい人にはネタバレで面白くないのでやめておきましょう!
ただ明確に言えることは、ちゃんとした起承転結のある文章であり、レポート体裁を保っていることでしょうか。
あと資料PDFをどうやって作るかでしょうか。
自分の場合はフォトショップとイラレを使って資料作成や、何だったらパワーポイントでアニメーション資料とかも作ってるので、この辺は全く苦労せず出来たので助かった感じがすごくします。
3200文字を何の資料の添付も無しで提出しても、おそらく不合格となるでしょう。
それなりに自分で見つけたテーマで、自分なりに調査する姿勢とデータを見せれば及第点は取れるようです。
そのデータの精度や課題の着眼点が斬新であれば、さらに高得点は取れるみたいですよ。
まぁ自分の場合は、お題に対して詳しくない人からしたら「そうなんやー」程度の内容なので、普通の評価の70点でしたが笑
理解できる人からしたら「うわマジやべーなお前、それ誰も怖くて出来ない究極奥義やん」って内容だったんですけどね。
審査員にわかってもらえなくて残念とだけここに書いておきましょう笑
ボッチ学生、いざ卒業式へ!!
というわけでせっかくなので卒業式に行ってきました!!
その模様を写真のみでお伝えして、今回の記事のオチとさせて頂きましょう。
はい、当日は見事に雨でした。
振袖着物の方々の濡れ汚れが心配になります。
ここに来るのは説明会以来の2回目となります。
本当に通信教育で四大卒の資格って取れるのですねー。
達筆です。
カスレ具合がたまりません。
こんなフォントが欲しいです、と思いました。
受付で「卒業式の方は4階までお願いしますー」と言われて、まわりにつられてそのまま進んでいくと、
おそろしいレベルの段数の階段が!
これ毎日登ってる学生さん達の脚力がやべーなって思いました。
あれです、ハウルの動く城のあれを思い出しました。
↑
本当にこんな感じで登りました。
階段で全ての体力を奪われました笑
上まで登ればそれはもう良い景色でした。
京都市内を東の山から一望できました。
この方向から京都市内を見たのは三条通の将軍塚から以来でしょうか。
京都市内は条例で高さ制限があるので綺麗に揃っていますね。
関西には長らく住んでおりますが、京都は本当に良いところですねー。
卒業証書をもらいました!!
というわけで、2年かけて欲しかった資格をゲットしました!
コロナ始まった時に入学してからちょうど2年経過しました。
これはかけた時間とお金が長かった分、非常に嬉しいですね。
何より自分自身の芸術に対する考え方の見つめ直しが出来たことがとても大きいように感じます。
そして誰に言われるでもなく自発的に勉強しないとここには到達できなかったところも、本当によく卒業できたなって思います。
絵を描く技術はまた別口で勉強すれば良いですが、デザイン理論や知識はこういうものを無理やりに受講しないと身につかないので、今後の自分の血肉になってくれる実感があります。
いやー、本当によく卒業できたなー。
絶対途中で仕事忙しくて休学してフェードアウトだと思ってたのですが、良かったです!
まとめ
京都芸術大学の通信教育を最後までやってみた、いかがでしたでしょうか?
駆け足でざっと説明しましたが、自分としては実に面白い2年間だったと思います。
さらに欲を言えばアネモの壁もディスカッションもやってみたかったですが、さすがに社会人で仕事もしているとそこまでの時間はなかったですね笑
しかし最後まで完遂したことで、自分の中ですごく成長出来た部分を実感できているので、受講してみて良かったと思います。
振り返ってみると40回ちょっとくらいのレポート書いたんですね。
最高得点は90点でしたね。
アベレージは75~79点くらいでしょうか。
その内容を見返すとすっごい良い文章を書いていました。
「人同士が本当に活きたコミュニケーションをする新時代がネットでもリアルでも到来している」
こんな中二病の文章を書いた記憶ないのですが笑
まぁこんなかっこいいこと言ってる人がボッチプレイヤーなのですが笑
「なんか最近やることなくてつまらないなー」って思ったら、思い切って遊びではなく勉強してみてはいかがでしょうか。
発見や感動は日常のルーティンからはまず生まれないので、自分で変化を作れば、発見や感動は向こうからやってきますよ!
ではまた!